6:型取りは液状シリコンで
液状シリコン 液状シリコン中身
まぁ、シリコンが悪いわけではないのですが、せっかく液状シリコンが届いたので、こっちで 作り直すことに。
液状シリコンは、1kgでも粘土状の500gの半額。まぁメーカーにもよるんでしょうけども。 お安いものです。液状シリコンは専用の硬化剤を数%入れて混ぜると、約半日で硬化します。
ブロックで塀を
前回の最後同様、普通の粘土に原型を半分埋めて、それをブロックで囲います。 そんでもって、そこにシリコンを流し込みます。
液状シリコン半面裏 液状シリコン半面表
ブロックを取り除くと綺麗に四角いシリコンブロックができてます。ひっくり返して 粘土と原型を取り出すと右のような感じに。なかなか綺麗に仕上がってます。
あとは、コレに原型を戻して、同じようにブロックで囲った後さらにシリコンを流し込みます。
離型剤
この時、重要なのが「シリコン離型剤」です。通常、シリコンとシリコンはくっついてしまうので シリコン型にシリコンを流し込むと、剥がれなくなってしまいます。そこで、剥がれやすくナールを 使うわけです。エポパテの時に塗ったメンソレータムのようなものであります。
あまりシリコン キャストで融解
シリコンを混ぜるのに使った紙コップでも、シリコンが硬化してました。ブニュブニュ。
で、粘土状シリコンの時につかったキャスト混ぜコップのほうは、残ったキャストでコップが融解。 やべぇコエェェェ
は、はがれねぇ
あ、あれ・・離型剤塗ったのに剥がれねぇ・・・・内心ドキドキしながら、脇にデザインナイフを 入れていきます。チョット入れては無理やり剥がそうとしてみたり。
剥がれた
若干割れているようなところもできちゃったりしてますが、とりあえず分離。危ない危ない;
離型剤をしっかり塗るのと、脇に漏れてシリコンの側面とくっついちゃわないように注意です
クランプで挟んで あけてビックリ
前回同様しっかり固定して、キャストを流し込みます。
大失敗
あけてビックリ、大失敗。
今回の失敗原因は圧力。この程度の湯口では、最後までキャストを押し上げる力を出す事ができなかった 模様。途中で止まって固まってしまいました。くそう。
いったん整理
ちょっと休憩。机を片付けます。
前回の失敗を 踏まえて
ジョウゴを用意します。シリコンとの接続部分は粘土で。よく考えたら粘土でジョウゴをつくっても よかったのかしら。
中では面白い事に
で、まぁまた失敗したわけですが、チョット面白い事に。キャストも2液を混ぜるわけですが、やっぱり キャストも気泡が入るとまずいので、思いっきり掻き混ぜればイイというものでもありません。 気泡が入らないように、静かに混ぜる必要があります。(気泡を抜けやすくする脱法剤というのも あるみたいです)・・ーが、物事には限度ってもんがありまして、気泡を恐れて、 余りにも混ぜが足りないとこうなります。
なにやら、表面だけ薄く膜を張ったような状態になり、内側は液状のままです。さっぱり固まりません。
溢れたキャスト
それを踏まえて、今度はもうチョット混ぜ混ぜ。空気穴から溢れたキャストの固まり具合から 今度こそ成功の兆しです。
今度こそ 取り出し
やっとこ成功です。なんとか形になりました。
直上の 穴
ただ、空気穴をケチったせいで、極点付近に気泡が。空気穴が一番天辺じゃなかったんですねorz
コレはあとで埋めるしかないです;
他パーツ サフ
ホントはカンスプレーとかでサフを吹くべきなのですが、諸事情でフデ塗りです。ある程度 大盛りで塗って、研磨します。そこそこチュルチュルになったら、
粘土に埋めて
粘土に埋めて、ブロックで囲みます。で、いつもの通りシリコンを流し込みます。
シリコン流して剥がして
シリコンが固まったら、粘土を綺麗に剥がして、もういちどブロックで囲み、離型剤を塗ってシリコンを 流し込みます。
BOX
で、シリコンBOX完成です。
シリコン左 シリコン右
パックリ開いて原型を取り出したら、型の出来上がり。いやはや慣れたもんです。
キャスト準備
クランプで抑えてキャストを流す準備です。前回ジョウゴの中でキャストが固まってしまって 使い物にならなくなったので、ジョウゴの代わりに厚紙を使います。
大きめ キャスト
剥がしてみた
ばっちり一発成功。シリコン型から剥がしてみると、なんだかプラモデルみたいですねって プラモも同じように作られてるのか。うーむちょっと感動
追加シリコン 足とスカート スカートが
ここいらで、1kgのシリコンが底をついたので、追加購入。もうほとんどできてるのに・・・・
で、まぁいつものようにと思ったのですが、スカート。このような筒状の型抜きが、非常に難儀。
シリコンごと逝った まぁ足のほうはつかえるので
で、案の定というか、原型が悪かった。シリコンごと抜けちゃって、大失敗。 原因は、見えないと思って適当に作った、スカートの内側でシリコンが噛んじゃって 抜けなくなってしまったのでした。
とはいっても足のほうは使えるので、このまま追加シリコンを流し込みます。
作っちゃいます。
足シリコン型できあがり 足シリコン
なんとも、大穴の開いたシリコン型です。
スカート真っ二つ スカート見切り
このままじゃどうしようもないので、スカートを2つに割って型を取ることに。
とりあえず、ノコで切って、刃分の隙間をパテで埋める作戦に。とまぁつくってるうちに、 あんまり上手くいかなかったので、結局作り直すことに。
スカート 新型1 新型2 新型3
ベースのスカートにエポパテを盛ります。今回は、シリコン抜きを考えてスカートの内側も ちゃんと作ります。
新しいスカートシリコン
で、新しい原型を使ってシリコン型を作ります。今回は綺麗に抜けました。ヨカター
スカートと足 足はボコボコ
で、でき上がりのキャスト。足の方は、湯口と空気穴の位置関係が問題で、穴だらけです。 やっぱり、足は切断するべきでした。ついでにパーティラインもかなりまずい事に。 コレはあとあと大変だ;