1:ネコミミの携帯が欲しい
と、いうわけで。
いままでPHSだったんですけど、ヒトメボレしてしまって、買っちゃいました携帯電話。
使ってみると、料金は高い、音は悪い、すぐブツブツ切れる、地下で使えないと、最悪三昧ですが、 それをひっくり返すこのボディ。最高。LOVEすぎ。
base body
色がなんか微妙ですが、ソレはソレ。今回の目的は、こいつのカバーを作ることなのですから。
最近、着せ替えケータイとかあるじゃないですか、要するにアレを自作したいなという事なのです。
テープでぐるぐる
早速、粘土でイメージを掴むべく、もらってきたモックにマスキングテープを巻きつけます。 ぼんやりとイメージはあるけど、実際形にしてみるのは重要だと思うわけです。
粘土イメージ1 粘土イメージ2
ネコミミです。ネコミミ。てーか最近は多種多様の「モエ細分化」によって 珍しさも特殊さも残ってない、言わば往年の選手/オーソドックス的なネコミミですが、 まぁソレはソレ。ヒトはヒト。というか創造のレパートリーがー・・・閑話休題
とにかく、こんな感じのを作ろうと思うわけです。あと、ペイントとか模様とか イロイロやりたいねーとか思いつつ。とりあえずベースを。
まずまず
とりあえず、エポキシパテでベースを作ります。もっと曲面を付ければ良かったかなぁと 思いつつも、どうせ削るしな。
ドリル!
次は、液晶露出部分の穴あけです。適当にマーカー入れて、あとはドリルでぐりぐりと。
ドリル!破壊
と思ったら、早速ヒビが。つーか割れた。んー結構脆いナァ。素体の強度がちょと心配
んでもまぁこの段階なら全然修復は楽勝なので、気にせず穴を広げます。
形
割れた部分は、ゲル状のタミヤパテで修復。
そもそも、形がボコボコすぎるので、紙やすり40番で、ガリガリ整形します。
今回は、40>240>500>1000番の順でヤスリがけ。240番からは、耐水ペーパー。 水研ぎは、粉が舞い散らないので良いです。ただ、水分で細かい傷を見落としがちになるので、 細かく拭いて確認しなきゃいけないのがメンドウかと
最後に、1000番サーフェイサーを吹きます。
第一形
ピカーン。意外と綺麗になってるぽいですが、よーく見てみると・・・・
第一形・傷1 第一形・傷2
ハイ。傷だらけです。サーフェイサーを軽く吹くと傷が目立つので確認の為に吹いてみたりしました。
コレは、液状のサーフェイサーをそのまま塗ってみたり、割れを修正した、タミヤパテを 塗料のうすめ液(シンナー)で溶かして塗ってみたり。
削るより盛った方が楽な気がしてならない今日この頃。あとは納得いくまで傷を消します。
第二形
ある程度納得が行ったら、今度はサーフェイサーを少し厚めに塗ります。2,3回に分けて 重ね塗りするのが良いそうですが、めんどくさくて何時も10分も乾かさないうちに 重ね塗りしてしまいます。
コンパウンド
でー。一回使ってみたかったコンパウンド。あんまり原理はわかんないんのだけども、 布に少量とって、塗りこむっていうか磨くっていうかすると、なんたテロンテロンの ツルンツルンになるという代物。
コンパウンド・使用前 コンパウンド・使用後
左が磨き前、右が磨き後
んー。写真だとイマイチ違いがわからんですね。実際、輝きが全然違ってます。 そして、磨きだすとドンドン傷が見え出してきます。 つーか、切り無いよこれ。
一応、コンパウンド>2000番>コンパウンドという感じに、磨いてみました。 まぁ原型なので。コレ位で。キャストじゃ、そんなにしっかりコピーできないだろうし。
*と思ってたんですが、後の祭り
シリコン型取り
で、シリコンで型取り。いつものごとく粘土に半分埋めて、シリコンを垂らす。 って、目算より量が足りなくて一部が埋まらない状況に!
そんな時は、古いシリコンを刻んで量増しです。
シリコン量まし
できあがったら、反対の面も同様に。これでシリコン型完成です。
あとは、キャストを流し込んで取り出すだけ。
一回目1 一回目2
ハイ。大失敗。空気穴からサッパリキャストが出てません。最後まで到達して ないですね。原因は、注入口をケチりすぎ。もうチョット穴あけないと 圧力不足で押し上げられません。
一回目3
一回目4
案の定、ミミしかできてないワケで。
二回目準備
失敗の教訓を生かし、少し穴を広げる。で、リトライ!
二回目1 二回目2
今度は、最後までキャスト行くも、液晶窓部分の牙に気泡が。あと、最後の抜き穴付近も やっぱり気泡が溜まってしまいました。うーむそらそうだ。空気の逃げ道が足りない& 無いってコトですね。つうわけで、改良をして、もう一度。
三回目
変な所に気泡入ってるけど、あとで埋めればOK。とりあえず許容範囲。シリコンはコレでいいかな。
傷エミュレート
で、驚いた。触っても分からない傷。光に反射させてようやっと見える傷なんだけども、 コレが完璧に再現されてる。うひぃ。シリコンとキャストを甘く見てたよ。スゲェな。
そして、磨かなきゃかよとorz
まぁいい教訓になったってコトで。
ピカー
で、500,800番辺りでキャストごみ(バリとか)を排除して、1000番で磨きなおし。 ついでに、先の傷も消して、一回コンパウンドと2000番で磨いてみた。
ひとまず
ひとまず完成。塗装とつや出し系を掛けてから、もっかいコンパウンドで仕上げて出来上がりの 予定。
なんで予定かって、塗装デザインとか何も考えてないワケで。
ボタンとかも作って、ケース越しに操作したいしねぇ。
クロムとかのメタルっぽく塗れたらナァとか、ロゴとかイロイロやってみたいと思うだけ 思ってます。まぁ型があるんで、10数回は取れると思うし。
ということで。次はいつになるか分からんけども、ひとまずベース完成なー