2:塗りと蛇足と失敗の関係
はい。というわけで、さっそく1色目。いや、すっかり過程を撮影し忘れまして。 模様はマスキング、下地はメタルブラックにクリアレッドを少し混ぜた感じ。 てかですね、ホントは真っ黒な感じのメタル質って予定だったんですよ。で、 光の反射と傾きで赤が少し見える位を想定して塗ったんですね。 最初に黒、その上にクリアを軽く吹いてみたわけです。したら、結構赤が強くなっちゃったんで、 最後にもう一回黒を塗ったんですよ。で、予定通りな色になったんで、仕上げにクリアを 吹いたらー 吹いたとたんに、表面が紫に! orz えとですね、クリアってのは侵食性が非常に強いらしく、完全に乾き切ってない状態(数時間)で 吹いたもんだから、下の赤が浮き出てきちゃったわけです。んでまぁこんな色に。 初めは単色だったんですが、あまりに寂しいってことで、急遽マスクして赤で模様を。 最後またクリア吹かなければいけなかったんですが、メンドウだったんで、そのまま 軽く鑢かけて、完成ってコトに。 おかげで、赤模様は所々かすれてます。クリアは絶対吹かないとダメという教訓。 あと、塗料臭ぇし。 というわけで、次。 シリコン型取ったから、何度失敗しても問題ないのが救い。 前回で、どの位の穴・傷を埋めなきゃいけなくて、どのくらいの穴・傷は塗装他でカバーできるのか 分かったので、こんどはしっかりサーフェイサーで消していきます。 つーか、基本的に見える穴は全部。傷も。 1:1位に薄めた1000番サーフェイサーをべっチョリ塗ります。で、穴とか傷が酷い所は、 エアブラシを思いっきり近づけて圧塗り。どうせあとでヤスルので。 ちょっと塗装ブースを公開。縁側にテーブル置いて、新聞紙ひいて。 扇風機全開、窓全開。カーネルサンダースは、塗装後にかぶせる事で乾燥するまで、誇りからカバー。 というか、全開ピンキー作ってたのも冬でした。冬に窓全開で扇風機は死ねます。 昼間の日が差してるうちはまだいいんだけども、夜はもう無理。無理だけどやる。冬がいけないと思った。 閑話休題 あまりにも寒いので、はやく乾かそうと、ドライヤーで暖めてみる。 なんかブツブツ出てキターorz サーフェイサーで隠した穴に閉じ込められた空気が、熱で膨張して、内側から半乾きのサーフェイサー膜を 押し上げたって物理現象ですね。考えてみればあたりまえ。熱膨張です。 塗装は、あせらずゆっくり落ち着いて。 で、先の下処理を終わらせて、ベースカラーとなる白を吹いた後、ただの白じゃツマランということで、 パールブルーをこれまた1:1位で薄めて、クリアブルーを一滴程度混ぜる。 これで、キラキラな感じに。って、そんなにキラキラしない。薄めすぎたか。 でも、ある程度薄めないと、かなり粘度があるので、エアブラシの先に詰まってでてこねぇし。 何回も圧塗りするのかなぁ。んー。そもそも安い塗料だからなのか。 でー、今回は月をイメージってことで、半円状のマスキングを作ります。 フリーハンドだとムリムリの無理なので、缶等の形状を定規に、デザインナイフを入れます。 で、マスキング。その上から、さっきよりクリアブルーを多めに混ぜた青を塗ります。 パールブルーがあんまりでなかったんで、ここにも入れたワケです。 ・・・・さて。なんで、こんな惨状になっているかというと。グラデーションを描けるために、 ある程度、重ね塗りをします。下の方だけ何回も塗って濃くするわけですね。 で、最後の一回ってところで、エアブラシが「ブピュルッ」とか言いやがりまして、 ビチャって。なんかビチャって出ちゃったんです。で、ソレを補修しようと蛇足蛇足。 というか、もう取り返しのつかないところまできてしまって、残念。塗りなおしです。 これ、非常に愕然としちゃいます。ほんとに。まじで。へこむ。かゆ・・・うま・・ 気を取り直して、同様の手順で塗ります。今度は失敗しないように細心の注意が必要です。 あーあと、青の塗料がなくなったんで、赤にスイッチ。 最後、赤い部分にも、星が落ちているように、白い斑点をつけたいと思います。 ちゅうわけで、100円ショップで買ってきた、灰汁取りと歯ブラシ。コイツに塗料を塗って 上からこすります。これで、雪のような白と量がぱらぱらと。 (出来上がりの評判は最悪。塗料こぼしたの?って突っ込まれました。) 赤と白の部分は、境界があんまり綺麗じゃなかったので、ヤスリを掛けてみた。 そしたら、もっと酷くなったという罠。途中で後戻りできないのは言うまでも無く。 これで、ひとまず。はい。お気づきかもしれませんが、先の写真とコレとでは、白斑点の量が 全然違うように見えます。 別に塗りなおしたわけじゃなくて、例に寄ってクリアの侵食性です。 ほとんどの斑点は、下の赤と同化。濃い目のものしか残らないという状態です。 学習しないというかなんというか。 コレ。光を当てたときに、こんな具合のボコボコが見えます。コレがクリアで出来た凹凸。 これがなくなるまで、2000番の耐水ペーパーで水研。やりすぎてクリアがなくならないように。 2000で磨くと、光沢が消えますが、ここでコンパウンドの出番。 コンパウンドで磨き出すとみるみる光沢が戻ってきます。 顔が写り込みます。鏡面仕上げというやつですね。模型のエライ人は、このあと3000番コンパウンドから 9000番位まで上げていってホントに鏡状態にしてしまうそうです。 ・・・−−−さて。相変らず蛇足なんですが、ちょーっと寂しかったので、蛍光ブルーで月を作ることに。 色が強かったので、色3:薄め1位の割合で色を作って吹いてみたら、大変な事に↑。 薄く塗った部分は大丈夫なのですが、本の少しでも厚く塗ってしまった部分は、乾いたときに、 塗料が引いてしまい、こんな感じにひび割れてしまいました。薄めすぎも問題ってことですね。 まぁ勉強になったってコトで。 で、最終的にはこんな感じに。お正月?イタリア?なんか、もう非常にセンスが無い感じですが、 まぁ落ち着けと。色塗りムズカシーってのはよく分かりました。 で、やはり文明の利器を頼るべきです。 最近は、インクジェットプリンタでつくれるタトゥーシールってのがあるので、 こいつで模様をデザインして貼り付ければ、キレーにできちゃいます。しかも簡単に。 というわけで、次回はそれで。Firefox柄にしたいなーとか。 |
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